2023年09月28日
結婚指輪はつけっぱなしでも良い?お風呂の時や運動する時はどうする?
ー 目次 ー
結婚の証である結婚指輪は夫婦にとって大切な宝物です。そんな結婚指輪を日常的に着けていたいと思われる方も多いのではないでしょうか。とはいえ、結婚指輪をつけっぱなしでも良いのか悩まれている方や結婚指輪をつけっぱなしにすることのデメリットについて知っておきたいと考える方も少なくないはずです。
本記事では結婚指輪をつけっぱなしにするメリット・デメリット、また結婚指輪を外した方が良いシーンなどについて解説していきます。
結婚指輪はつけっぱなしでも良い?
変色のリスクは?
結婚指輪をつけっぱなしにすることで、指輪が変色するのでは…と懸念する人は多いのではないでしょうか変色のリスクは指輪の素材ごとに異なり、プラチナや18金以上のゴールドであれば錆びて変色することはありません。
特にプラチナ製の結婚指輪は水や汗、石鹸などが付着しても大きな心配に至りにくいです。また後述するように、温泉や自宅での入浴時につけっぱなしにしても変色する心配はありません。
ゴールド製の結婚指輪については金の含有量によって変色のリスクや耐久性が異なります。以下の表に結婚指輪の金の含有量別に特徴をまとめましたので確認してみてください。
含有量 | 強度について | 変色について | |
---|---|---|---|
24金 | ほぼ100% | 非常に柔らかい | 変色しない |
18金 | 約75% | 硬い | やや変色しやすい |
10金 | 約半分 | 硬い | 変色しやすい |
またアクセサリーで人気のシルバーは、お手入れを怠ったり空気に触れているだけで硫化が進み、黒ずみが発生します。変色してしまうことが嫌な場合は、シルバー素材は特に結婚指輪として選ぶことから避けた方が良いでしょう。
強度の違いは?
プラチナは柔らかい貴金属です。プラチナはアレルギーが出にくいと言われているため、含有率がほぼ100%の結婚指輪も需要がありますが、日常使いの中で自然と変形しやすいため注意が必要です。プラチナの含有率が約90~95%の指輪が市場では人気ですが、18金より強度は劣ります。
金は先述の表に記載がありますように、含有率によって強度に差があります。24金は非常に柔らかいため、日常使い用の結婚指輪としては不向きの素材です。
これら、変色のリスクや強度の特徴をまとめると、結婚指輪を着けっぱなしにしたい場合はプラチナであればPT950・PT900を、金ならK18を選ぶと安心と言えるでしょう。
耐熱性は?
日常生活の中で触れるお湯や外気温の中、結婚指輪を長時間晒しておくことは避けた方が良いものの大きな心配はありません。とはいえ、結婚指輪の素材である貴金属や宝石各種は、熱に弱いものがほとんどです。サウナの利用や高温で調理をする際などは指輪を外すようにしましょう。
宝石の種類は?
結婚指輪に宝石がついているデザインの場合、種類によっては汗や皮脂・水分に弱いものもあるため、注意が必要です。ダイヤモンドは水には強いですが、油分(皮脂など)が付着しやすく、つけっぱなしにすることでダイヤモンドの輝きが鈍く見えます。このような汚れは中性洗剤を薄めた液や、専用のクロスで落とすことが可能です。またダイヤモンドは硬度が高いことでも有名ですので、お手入れのしやすさに限らず結婚指輪の装飾に相応しい材質と言えます。
一方、誕生石などで人気のエメラルドやターコイズ、パール、オパールは水分に弱いため、これらが施された結婚指輪の場合は注意が必要です。汗や水に濡らす前には指輪を外すなど、完全につけっぱなしにすることは避けた方が良いでしょう。またこれらは硬度も決して高くないため、普段から気を付けて使用することをおすすめします。
実際、結婚指輪をつける頻度は?人それぞれではある
結婚時に結婚指輪を購入した20~50代の男女200人にアンケート調査を実施したところ、最も多かった回答は「その他(40%)」次点が「24時間つけっぱなし(30%)」でした。「その他」について、具体的なコメント内容を見ていきましょう。
- 仕事のときは外して、その他の時間は24時間つけっぱなしでいる。外すと無くしそうだから
- 記念日やパーティーなどの特別な日だけつけるようにしています
- その日のコーディネートを考慮しながらつけたりつけなかったりしています
- 時計を含め、アクセサリー類が苦手なので冠婚葬祭以外はつけていません
- お正月休みやお盆など、旅行する際には必ず身につけます。
- 職場では規定で着用できないため、プライベートの時間だけ身につけています。
- 子供が生まれてからは頻度が減りましたが、2人で出かけるときはつけています
- ペットを傷つけないようにつけることはしなくなりました。
さまざまな意見の中で特に目立ったのは、「特別な日だけつける」「2人で出かけるときだけつける」といったコメントでした。結婚記念日や夫婦2人だけでのデートなどの大切な時間を過ごすときに結婚指輪をつけたり、仕事などのシーンに合わせてつける・つけないを判断していることが分かります。このように、結婚指輪をつける頻度は人それぞれではありますので、自分のライフスタイルに合わせた使い方をしましょう。
結婚指輪をつけっぱなしにするメリット
結婚指輪を着けていると相手の存在を常に感じられ、寂しさを感じにくいという人も多いのではないでしょうか。結婚指輪を日常生活の中で着けるメリットはそれだけではありません。
結婚指輪をつけっぱなしにするメリットとして以下の2つが挙げられます。
- 絆を感じられる
- 紛失のリスクが減る
それぞれについて詳しく解説していきます。
絆を感じられる
結婚指輪は二人の愛の証であり、指に着けておくことで離れていてもお互いの存在を感じ合うことができます。落ち込んだときに指輪を見ると心が落ち着く人や、仕事で失敗したときに指輪を見ると鼓舞される人も多いでしょう。
結婚指輪の価格帯は幅広いものの、多くの人にとって人生における大きな買い物です。自宅に保管しておくというのも考え方の1つですが、せっかく購入したのだから日常的に着けて二人の絆を感じたいところです。
紛失のリスクが減る
結婚指輪は小さいアイテムですから紛失には特に注意しなければなりません。指輪は着けたり外したりする頻度が高いほど紛失リスクも高まります。
どこに置いたか忘れたり、盗まれたりすることを防ぐにはつけっぱなしが最大の予防策です。特に物の管理が苦手な方や財布などの貴重品を人と比べて紛失しやすい方は、指輪をつけっぱなしにしておく方が安心でしょう。
結婚指輪をつけっぱなしにするデメリット
夫婦の絆の証でもある結婚指輪を外したくないと考える人も多いのではないでしょうか。とはいえ結婚指輪のつけっぱなしにもデメリットはあります。きちんと理解しておくと良いでしょう。
結婚指輪をつけっぱなしにするデメリットとして以下の3つが挙げられます。
- 傷が沢山付くリスクが高まる
- 変形するリスクが高まる
- 指輪が外せなくなる場合も
それぞれについて詳しく解説していきます。
傷が沢山付くリスクが高まる
結婚指輪は手元に着けるものですから、いつか必ず傷がつきます。着けっぱなしにすることで傷がつく機会は増えますので、必然と多くの傷がつく可能性が高くなります。
指輪の素材にもよりますが、食器を洗う、掃除をする、荷物を運ぶ、運転をするといった何気ない動作によって傷が入ることも珍しくありません。
結婚指輪になるべく傷を付けたくない方は日常的に着けるのではなく、ここぞというときにだけ着ける、結婚記念日などの食事に行くときにだけ着けるといった選択肢もあります。
結婚指輪は少なからず傷がつくものです。経年で増えた小傷は購入した店舗で磨いてもらうことができます。気になる傷がある場合には購入した店舗に相談してみてください。
変形するリスクが高まる
結婚指輪が変形してしまうようなシーンは日常生活において少なくありません。例えば自転車に乗っているときに急ブレーキをかける際、ハンドルを握る力の強さで変形することもあります。また電車やバスなどのつり革を強く握っているときに急ブレーキや急カーブがかかった際に、つり革を掴む手に体重がかかり結婚指輪が変形することがあります。他にも重たい荷物や家具を運ぶ際には手元に大きな負担がかかります。
このように、指輪を手元に着けている以上、変形するリスクは少なからずあります。着けっぱなしにするということは、それだけリスクが増えるということです。手元に負担がかかると分かっている場合だけでも、なるべく指輪を外すことをおすすめします。
指輪が外せなくなる場合も
結婚指輪を着けっぱなしにしていると、疲れてむくんだ時などの体形の変化はもちろん、指輪が大きく変形したことによって外せなくなったということも起こりえます。
先述の通り、着けっぱなしにすることで変形するリスクが高まっていますので、定期的に指輪が自分で外せるか(そして指輪が真円か)を確認しておくといいでしょう。
また体型変化については、女性の場合は妊娠・出産などで体型が大きく変わる可能性があります。出産時は外すよう病院から指摘を受ける場合もありますので指輪を外せるか早めに確認しておくのがおすすめです。
外しにくくなったと感じた時点でサイズ直しを依頼しよう
結婚指輪は外しにくいと感じた時点で購入した店舗にサイズ直しを依頼しておくと安心です。外しにくいけれど外れるからと放置していると、指輪が自力では抜けなくなるという事態に発展することもあります。
結婚指輪のサイズ直しが必要か自身で判断できない方は、購入したお店に相談してみるようにしましょう。結婚指輪について深い知識のあるスタッフから的確なアドバイスをもらえるはずです。
結婚指輪をつけっぱなしにするならメンテナンスも大切
結婚指輪をつけっぱなしにしている方は定期的なメンテナンスを忘れないようにしてください。結婚指輪を日常生活の中で常に着けていると、汚れや傷などを完全に避けることはいくら気を配っていても難しいでしょう。
結婚指輪を販売しているブランドの多くがアフターサービスとしてクリーニングを請け負っています。料金はブランドごとに異なりますが、その場でできるメンテナンス程度であれば、無料でしてもらえることが多いです。
また簡単なメンテナンスであれば自分で行うことも可能です。指輪に汚れが目立ってきた際や指輪が雲ってきたと感じた際には柔らかい布で拭いてみてください。月に1度程度、自分でメンテナンスをすることで指輪の美しい輝きを保てるだけではなく、歪みや故障などに早い段階で気付けます。
結婚指輪を外した方が良いシーン
アンケートで結婚指輪を「24時間つけっぱなし」と回答した方は、200名中60名です。「どんなときもつけていて喜びを感じていたいから」などのコメントが見られました。ただし、日常生活の中で結婚指輪を外した方が良いタイミングがあることは知っておきましょう。結婚指輪を日常的につけていたいと思っている方であっても、指輪の美しさを保つためには日々の暮らしの中で外した方が良い場面もあるためです。
結婚指輪を外した方が良いシーンとして以下の4つが挙げられます。
- 料理をする時
- お風呂(サウナ)に入る時
- 温泉に入る時
- 力仕事やスポーツをする時
それぞれについて詳しく解説していきます。
料理をする時
アンケートによると、「料理やお風呂などの特定のときに外している」と回答した方が200名中32名でした。寄せられたコメントを見てみましょう。
- 食品衛生を扱う仕事で指輪をつけることができないので、仕事中は外している
- 料理するときは、つっかえて邪魔になることがあるので外しています
日常的に着けている結婚指輪の裏側には雑菌が繁殖している可能性が高いです。手を洗う際に指輪も一緒に洗うよう心掛けていたとしても、裏側や細部の汚れまできれいに取り除けていないことがほとんどでしょう。また指輪を付けていることによって、石けんや洗剤などがきちんと洗い流せないこともあります。
雑菌が繁殖している指輪を着けた状態で食材をカットしていると、食材に雑菌が移り、体内にも入る恐れがあります。さらに生肉などに触れた手は指輪に細菌が付着して、手洗いをしても除去しきれない場合もあるでしょう。場合によってはそれが原因となって食中毒になることもあるため注意してください。また加熱しても消えない菌もいるため、生で食べる食材だけではなく、加熱して食べる食材を扱う際にも注意が必要です。
食品を扱う仕事に従事している方はもちろん、自宅で料理をするときも、衛生管理を徹底するには指輪を外すのがベターですが、紛失が心配な方は指輪をずらして洗うという方法もあります。
お風呂(サウナ)に入る時
「料理やお風呂などの特定のときに外している」との回答に寄せられたコメントから、入浴に関するものをピックアップしました。
- お風呂のときは泡が指の隙間に詰まるのが嫌で外しています
- 料理とお風呂のときは外すことが多いです。そうした方が長持ちすると聞いているからです
結婚指輪に使われている金属の種類によっては入浴剤や熱によって変色することもあります。また結婚指輪と指の間に挟まったシャンプーや入浴剤を落としきれなかった場合、肌荒れの原因になることもあるため注意が必要です。
また、入浴時に指輪を外すべきかは指輪に使われている材料によっても異なります。プラチナは熱や酸にも強く、石鹸やシャンプーなどで変色することは基本的にない他、浴槽やシャワーのお湯も問題ありません。一方でゴールドは扱いに注意が必要です。純度が100%(K24)未満のゴールドの場合、酸やアルカリなどによって変色することもあります。
また先述した通り、ジュエリーにの素材には熱に弱いものが多いです。長時間暑い部屋に入るサウナなどでは外すようにしましょう。
温泉に入る時
お風呂に入るときと同様に温泉に入るときも結婚指輪の扱いに注意が必要です。
結婚指輪をつけっぱなしにして温泉に入る際には、先述の「お風呂に入る時」の注意事項に加えて気を付けなければならないことがあります。食器を洗う際や体を洗う際も共通なのですが、洗剤・石鹸のぬめりで指輪が外れてしまうことがあります。温泉で結婚指輪をつけっぱなしにしていると、体を洗っている際に指輪が外れてしまい排水溝に落としてしまう可能性や、温泉成分のぬめりで急に指輪が抜けて湯舟の中で紛失することも……。そうしたことから種類を問わず指輪を着用した状態での入浴を禁止している温泉も少なくありません。
その他にも温泉は湯質によって金属に影響を与えることもあるので注意が必要です。特に硫黄泉などに入浴する際は結婚指輪を外すことを特におすすめします。
また、結婚指輪を温泉で外す際は貴重品ロッカーに預けるなど、紛失や盗難には十分気を付けるようにしてください。
力仕事やスポーツをする時
「ジムなど運動するときに外している」と回答した方は、200名中28名でした。いくつかのコメントを見てみましょう。
- 汗をかくと指輪の触れている部分がふやけて、不潔になってしまうので外しています
- 運動するときは外してます。器具に引っかかったりすると危ないからです
力仕事やスポーツは指に負担がかかります。
テニスやジムでダンベル体操を行う際などは安全面からも外すことをおすすめします。器具やウェアに指輪が引っかかると、思わぬケガをしてしまうかもしれません。また指に力を入れた状態で硬い材質のものを握ると結婚指輪が大きく変形することもあるので基本的には運動・スポーツ各種の際には指輪を外すようにしましょう。
また重い荷物を運ぶ際も同様に指輪を外すようにしましょう。指輪の変形だけではなく、怪我のリスク回避にもつながります。
力仕事やスポーツをする予定がある日は結婚指輪を自宅に置いておくと安心ですが、ジムなど人の出入りが多いところでは、紛失や盗難のリスクもあります。それでも結婚指輪を直前まで着けていたい方は貴重品ロッカーに預けておきましょう。
結婚指輪の感覚が気になって指輪をつけない夫婦も
結婚指輪をずっと着けていたいという思いがあるものの、結婚指輪を着けている感覚が気になって、つけっぱなしでいられない夫婦も多いようです。
中には生活シーンに合わせて指輪を着け外している人も多くいます。例えば家事をする際に指輪の感覚が気になるため外すという方や、汗をかくと結婚指輪の感覚がいつも以上に気になるという方も。その他にも夜寝るときに結婚指輪を着けていると、指輪の感覚が気になって寝付けないという方もいます。
結婚指輪を無理してつけっぱなしにするとストレスを強く感じてしまいます。結婚指輪の感覚が気になったり、指に負担を感じたりする際は無理しないようにしましょう。
結婚指輪をつけっぱなしにするなら着け心地を重視した方が◎
夫婦の愛の証である結婚指輪を日常的に着けていたいという方は、素材や着け心地を重視して選ぶようにしてください。どんなにステキなデザインの指輪であっても着けていて違和感や窮屈さを感じる指輪の場合はつけっぱなしでいることが難しくなるでしょう。結婚指輪を選ぶ際は、指にぴったりフィットする、快適なつけ心地の結婚指輪をおすすめします。
TRECENTIの結婚指輪は体の一部のようなフィット感がある快適な着け心地が特徴のコンフォートリングとなっています。指輪と指の接地面を少なくすることで、快適さを実現し、ボリューム感のある独自の金属量と丁寧な研磨作業で柔和な丸みを出しているため心地良い重たさと指あたりになり抜群の着け心地が生まれます。プラチナ・デザイン・オブ・ザ・イヤー受賞の実績もあり、デザイン性にも優れたブランドです。
まとめ
結婚指輪をつけっぱなしにできるかどうかは指輪に使われている素材や指輪の着け心地によって異なります。またつけっぱなしにできる指輪であっても、仕事や冠婚葬祭など、外すべきシーンもありますので注意が必要です。
結婚指輪を夫婦の絆の象徴として日常的に着けていたいと考えている方は、デザインや知名度、価格だけではなく、素材や着け心地に着目して選ぶとよいでしょう。着け心地と快適さを重視した結婚指輪であれば、夫婦愛を日常的に感じられる他、紛失のリスクを抑えることもできることでしょう。
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