結婚相談所でなかなか理想的なお相手に出会えない時、相談所の乗り換えや掛け持ちを検討する人もいるでしょう。
しかし、結婚相談所の乗り換えにも少なからずお金や手間が必要なため、本当に乗り換えるべきか頭を悩ませる人が多いのではないでしょうか。
この記事では、結婚相談所の乗り換えを検討すべきタイミングや、乗り換え前に見直したいこと、乗り換え先の選び方を解説します。
結婚相談所の掛け持ちについても触れているので、結婚相談所での活動が思うように進まないと感じている人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
結婚相談所の乗り換えを検討したい5つのタイミング
結婚相談所の乗り換えを検討している方は、現在在籍している相談所にどのような不満を持っていますか?
次に当てはまるような場合は、思い切って結婚相談所を乗り換えてみても良いかもしれません。
ここでは、結婚相談所の乗り換えを検討したいタイミングを5つご紹介します。
1.カウンセラーとの相性が合わないと感じるとき
結婚相談所のカウンセラーは、時に素敵なお相手との出会いや、お付き合いの流れを左右する重要な伴走者となります。
しかし、カウンセラーにもさまざまな人がいるため、アドバイスの仕方や言葉の選び方、考え方などが合わず、婚活がスムーズに進まないことも。
カウンセラーとの相性が合わないと、結婚相談所の利用自体がストレスになってしまいます。
カウンセラーが常駐しているタイプの結婚相談所では、複数人のカウンセラーが在籍していることがほとんどです。
まずは担当者を変更してみて、それでも問題の解決が難しい場合は相談所を乗り換えても良いでしょう。
2.継続的に活動しても希望のお相手とマッチングしないとき
結婚相談所は一般的な恋愛結婚とは違い、お相手探しから婚約まで非常にスピーディーです。
早い人では入会から3ヶ月ほど、長くても1年以内が成婚退会の目安といえます。
しかし、結婚相談所で継続的に活動しても、希望のお相手とマッチングしない時は、相談所の乗り換え時かもしれません。
お相手探しの条件を緩めたり、積極的に活動しても全くマッチングできない場合は、結婚相談所に原因がある可能性も考えられるでしょう。
3.結婚相談所のシステムが合わないと感じるとき
結婚相談所のシステムは、大きく「仲人仲介型」と「データマッチング型」に分けられます。
カウンセラーがほとんど介入しない相談所もあれば、カウンセラーが介入してお相手を紹介してくれる相談所、毎月決まった人数だけカウンセラーによる紹介が可能な相談所など、具体的なシステムは相談所によってさまざまです。
結婚相談所の担当者やプランは変更できるケースが多いですが、相談所のシステム自体は変更ができません。
このため、結婚相談所のシステム自体が合わないと感じている方は、相談所を乗り換えたほうが良いでしょう。
4.会費などの費用負担が大きく感じるとき
ほとんどの結婚相談所では、入会金や初期費用のほか、月会費が必要です。
結婚相談所によってはお見合いごとに費用が加算されるケースもあり、入会を決めた当初よりも「意外とお金がかかる」と感じている人もいるのではないでしょうか。
どうしても費用負担が大きく感じる時は、費用負担の少ない結婚相談所へ乗り換えるのも一つの手段です。
ただし、乗り換え先でも入会金や初期費用、月会費が必要なケースが多いため、必ず乗り換え時に必要な費用も算出した上で判断しましょう。
また、現在在籍中の結婚相談所においても、退会時に解約金などの費用がかからないか確認しておくと安心です。
5.別の視点からのアドバイスが欲しい
カウンセラーとの相性が悪くない場合でも、アドバイスに新鮮味を感じられなくなってくることがあります。
同じ相談内容でも、カウンセラーによって全く異なる回答が得られることもあるため、「別の視点からのアドバイスが欲しい」と感じた時は、担当者を変更したり、結婚相談所自体を乗り換えたりするのも良いでしょう。
結婚相談所を乗り換える前に見直したいポイント
結婚相談所を乗り換えるべきタイミングとはいえ、お金も手間もかかることから、なかなか決断できない人もいるでしょう。
実はいくつかのポイントを見直してみることで、結婚相談所を乗り換えずに済む可能性があります。
次のポイントを参考に、取り入れられそうなものがないかチェックしてみましょう。
プロフィールの内容と写真
お相手とのマッチングがスムーズに進まない場合、プロフィール内容や写真に原因がある可能性もゼロではありません。
結婚相談所のプロフィール内容や写真は、お見合いするかを判断する材料となるため、とても重要です。
- 何年も前の古い写真を使用していないか
- 撮影時のヘアメイクや服装に問題はないか
- プロフィールを客観的に見て興味を持ってもらえそうな内容になっているか
など、プロフィールと写真を一通り見直し、必要に応じて内容を更新してみましょう。
また、カウンセラーがいる場合は相談しながら見直しを進めていくのがおすすめです。
料金プラン・コースの変更
結婚相談所では、いくつかの料金プランが用意されていることがあります。
一般的に、お金がかかるプランほど、月に紹介可能なお相手の人数が増えたり、サポートが充実したりするケースが多いです。
このため、サービス内容をもっと充実させたいとお考えの方は、別の料金プランやコースをチェックしてみると良いでしょう。
また、費用負担が大きいと感じる場合は、一時的に料金プランを変更・見直したり、休会制度を利用するのも一つの手段です。
お相手に求める条件
なかなか希望のお相手とマッチングしない時は、お相手に求める条件を一度見直してみましょう。
年収や年齢の条件をほんの少し広げてみるだけでも、マッチングの確率は向上します。
絶対に妥協できないポイントは2つ~3つ程度に絞りこみ、条件に優先度を付けてお相手探しをするのがおすすめです。
過度に条件を広げる必要はありませんが、自分自身のステータスを照らし合わせながら妥当なポイントを見つけてみてくださいね。
カウンセラーの変更
カウンセラーとの相性が合わないと感じるときや、納得できるアドバイスが得られない場合は、カウンセラーを変更するだけで問題が解決することもあります。
同じ研修を修了したカウンセラーや、同じ資格を保有したカウンセラーでも、経験年数によって知識や伝え方などに差が生じることも珍しくありません。
現在のカウンセラーに不満を感じている人は、具体的にどのようなカウンセラーを求めているのかを整理した上で、カウンセラーを変更し、様子を見てみると良いでしょう。
自分の婚活の活動頻度
自分自身の活動頻度が低いと、それだけマッチングの確率も下がってしまいます。
自ら積極的に活動することで、マッチングの回数だけでなく、希望のお相手と出会える確率も上がるため、無理のない範囲で活動頻度を見直してみましょう。
また、仕事やプライベートなどの事情で、どうしても婚活が難しいタイミングであると感じるときは、休会制度を利用し、活動にベストなタイミングを待つのも一つの手段です。
結婚相談所を乗り換えるメリット・デメリット
結婚相談所を乗り換えることで、状況によっては、婚活がスムーズに進むケースもあれば、期待したほど変化しないケースもあります。
結婚相談所を乗り換えるメリットとデメリット、両方を理解した上で、乗り換えを判断しましょう。
結婚相談所を乗り換えるメリット
結婚相談所を乗り換える主なメリットは以下の通りです。
- 新鮮な気持ちで婚活を再スタートできる
- これまでとは全く異なる層のお相手と出会える可能性がある
- より手厚いサポートを受けられる可能性がある(仲人仲介型)
- 自分のペースで婚活を進められる(データマッチング型)
- 費用負担が軽くなる可能性がある
もちろん、乗り換え先によってその後の婚活状況は変わります。
しかし、現状の問題に適した乗り換えができれば、その後の婚活がスムーズに進展する可能性もあるのが大きなメリットといえるでしょう。
結婚相談所を乗り換えるデメリット
たくさんのメリットが挙げられる一方、結婚相談所を乗り換えることにより、以下のようなデメリットが生じる可能性も。
- 入会金、登録料、初期費用など新たな出費が発生する
- プロフィール作成など一からのスタートとなり手間がかかる
- 必ずしも相性の良いカウンセラーと出会える保証はない
メリットに比べるとデメリットの割合は少ないものの、手間と費用の負担は一時的に増えてしまうことが予想されるため注意が必要です。
次に解説する結婚相談所の選び方を参考にしながら、時間、体力、お金に余裕のあるタイミングで乗り換えるのが良いでしょう。
結婚相談所の乗り換えで失敗しないための選び方
せっかく時間とお金をかけて結婚相談所を乗り換えても、選び方を間違えると前の相談所と同じことに悩まされてしまう可能性があります。
結婚相談所を乗り換える際は、特に次の項目に注目して相談所選びを進めましょう。
今までとは異なる連盟の結婚相談所を選ぶ
結婚相談所では、連盟に加入していることも珍しくありません。
結婚相談所の連盟とは、加盟している結婚相談所同士で会員データを共有し、より多くのお相手を紹介できるようにするネットワークです。
結婚相談所の連盟には、以下の通りいくつかの種類が存在し、会員数も異なります。
- 日本ブライダル連盟(BIU)
- 日本結婚相談所連盟(IBJ)
- 良縁ネット(Rnet)
- 日本結婚相手紹介サービス協議会(JMIC)
- 日本結婚相談協会(JBA)
- 全国結婚相談事業者連盟(TMS)
など
これだけの連盟がある中、今まで在籍していた結婚相談所と同じ連盟に加入している結婚相談所へ乗り換えても、新たな出会いには発展しない可能性が高いです。
このため、乗り換え前の結婚相談所と、乗り換え先の結婚相談所が加盟する連盟は、必ずチェックするようにしましょう。
なぜ乗り換えたいのか理由を明確にする
なぜ結婚相談所を乗り換えたいと思うのか、理由を明確にしましょう。
- カウンセラーが合わないと感じる
- 希望するお相手となかなかマッチングしない
- 月会費が高い
- サポートが薄い
- 定期面談の頻度が低い
など
人によって、結婚相談所へ抱える不満はさまざまですが、理由を明確にすることで、乗り換え先に選ぶべき結婚相談所が選びやすくなります。
乗り換えたい理由を明確にしないまま、「人気そうだから」「会員数が多そうだから」などの印象だけで乗り換えてしまうと、システムが合わない、サポートが薄いなど、同じ理由で悩まされたり、新たな悩みに直面したりする可能性もあるため注意が必要です。
返金保証のある結婚相談所を選ぶ
結婚相談所の返金保証とは、入会から決められた月日以内にお見合いなどの出会いがなかった場合に、入会時に支払った費用の全額または一部金額を返金してくれるという保証です。
返金保証の有無や、返金保証の適用条件、保証の内容は結婚相談所によって異なるため、事前に確認しましょう。
返金保証があれば、万が一乗り換え先の結婚相談所で出会いがなくても、金銭的に損をせずに済む場合があります。
結婚相談所を乗り換える手順
結婚相談所を乗り換える手順を解説します。
結婚相談所を乗り換える際は、次の手順を参考に、焦らず活動を進めていきましょう。
1.乗り換えたい理由を整理する
「結婚相談所の乗り換えで失敗しないための選び方」でもお伝えした通り、まずは乗り換えたい理由を整理しましょう。
乗り換え先の結婚相談所に求めることを明確にするために必要な作業です。
また、乗り換えたい理由が整理できたら、結婚相談所を乗り換えることで改善が見込めるのかも考えてみましょう。
2.乗り換え先の結婚相談所を探す
前項で「どのような結婚相談所に乗り換えるべきか」が把握できたことでしょう。
次に、現在の悩みを改善したり、解消したりできそうな結婚相談所を探します。
気になる結婚相談所の無料体験や無料相談は、積極的に参加するのがおすすめです。
「ホームページでは良さそうだったけれど、相談所へ足を運んでみたらイメージと違った」といったことも珍しくありません。
また、仲人仲介型結婚相談所の場合は、無料相談の際にカウンセラーの対応にも注目してみましょう。
入会前にも真摯に対応してくれるのか、相性が良さそうかをチェックしておくことも、結婚相談所選びでは重要なポイントです。
3.現在の結婚相談所を退会する
乗り換え先の結婚相談所を見つけたら、在籍中の結婚相談所の退会手続きを進めます。
結婚相談所によっては、決められた期間内の退会によって違約金や解約金の支払いを求められることがあるため注意が必要です。
乗り換えを急がない人は、残りの活動をしっかりと終わらせてから退会を進めましょう。
どうしても急いで退会したい人は、違約金や解約金を支払って手続きを進めるのもひとつの手段です。
4.新しい結婚相談所へ入会する
在籍していた結婚相談所の退会手続きが完了したら、新しい結婚相談所へ入会します。
これまでの活動と同様に、プロフィール作成やプロフィール写真を撮影し、お見合いのお相手を探しましょう。
全く新しい環境での再スタートとなりますので、気持ちも新たに婚活を頑張っていきましょう。
結婚相談所の掛け持ちはアリ?
在籍中の結婚相談所での活動が思うように進まないとき、乗り換えではなく、別の結婚相談所との掛け持ちを検討する人もいるのではないでしょうか。
結婚相談所の掛け持ちは自由ですし、実際に掛け持ちで婚活をしている人も存在します。
結婚相談所を掛け持ちすると、単純に出会いのチャンスが広がりますが、次の注意点もふまえた上で判断してみてくださいね。
費用だけでなく体力と時間の消耗に注意
結婚相談所を掛け持ちすると、2社分の月会費がかかります。
また、結婚相談所で理想のお相手を見つけるには、積極的な活動がとても重要です。
このため、掛け持ち中の相談所のうち、どちらかの活動を疎かにしてしまうのは効果的ではありません。
結婚相談所の掛け持ちによる恩恵を十分に受けようとすると、一般的な婚活よりも、体力も時間も消耗することが予想されます。
結婚相談所を掛け持ちする場合は、お金、時間、体力に十分な余裕がある時に行うのが良いでしょう。
結婚相談所の掛け持ちがおすすめできる人
以下に当てはまる人は、結婚相談所を掛け持ちするメリットを十分に受けられる可能性があります。
- お金、時間、体力に余裕がある人
- 出会う異性の人数をさらに増やしたい人
- 集中的に婚活をしてスピーディーに婚約へ進みたい人
また、結婚相談所には、カウンセラーが常駐する仲人仲介型と、自分でお相手検索を進めるデータマッチング型、これらを組み合わせたハイブリッド型などがあります。
例えば「仲人仲介型+データマッチング型」「仲人仲介型+オンライン特化型」など、掛け持ちの組み合わせを工夫することで、活動の負担を軽減できるかもしれませんね。
結婚相談所の乗り換え先ならココ!おすすめ相談所5選
乗り換え先の結婚相談所でお悩みの方に向けて、おすすめの結婚相談所を5社ピックアップしました。
リーズナブルな相談所や、会員数の多い相談所、複数の異なるプランを用意する相談所など、各社で特徴が異なっていますので、ぜひ気になる結婚相談所を見つけてみてくださいね。
エン婚活

サービス名にもある通り、大手人材企業のエン・ジャパン株式会社が運営する結婚相談所。
専任アドバイザー付きであるにも関わらず、利用しやすいリーズナブルな価格設定が特徴です。
費用は登録料10,780円と、月会費14,300円からとなっており、お見合い料や解約料などはかかりません。
コネクトシップ、JBA、TMSの連盟に加入していることから、たくさんの会員との出会いが期待できるでしょう。
3ヶ月以内に出会えなかった場合の全額返金保証付きなので、乗り換え時の費用が心配な人にもおすすめです。
ツヴァイ

仲人仲介型結婚相談所のツヴァイでは、JLCA認定婚活カウンセラー資格を保有するスタッフが専属アドバイザーとなり、入会から成婚退会後の手続きまで手厚くサポートします。
価値観によるマッチング、紹介書によるマッチング、カウンセラーによるハンドメイドのマッチング、婚活パーティーなど、マッチングの種類が豊富な点も魅力です。
お相手のお気持ち確認や、お断りの連絡、日程調整や場所のセッティングまで、仲人仲介型結婚相談所ならではの、手厚いサポートを受けたい方は、ぜひチェックしてみてください。
パートナーエージェント

パートナーエージェントは、コンシェルジュによる紹介、AIデータマッチング、写真付きのお相手検索が利用できるハイブリッド型結婚相談所です。
エリアやコースによっては、婚活パーティーなどのイベントが開催されることもあり、出会いのチャンスを広げることもできます。
専属の成婚コンシェルジュは、「婚活設計」「紹介・お見合い・交際」「アドバイス」「婚活設計の見直し」という4つのサイクルをベースとして、3ヶ月ごとに定期面談をしてくれるほか、困ったときはいつでも相談が可能。
できるだけ費用を抑えつつ、サポートも受けたいという人におすすめです。
ゼクシィ縁結びエージェント

株式会社リクルートが運営する結婚相談所で、33,000円の入会金と、9,900円の月会費から始められるリーズナブルな価格設定が魅力のひとつ。
最も安いプランでもコーディネーターが付き、困った時の相談などサポートを受けることができます。
人それぞれに合った婚活の進め方や、アピールポイントを整理してくれるプランニング、お見合い後の印象確認など、不安になりがちなタイミングでも寄り添ってくれるので安心です。
4ヶ月以内の全額返金保証も付いているので、知名度・信頼度の高いゼクシィ縁結びエージェントが気になる人は、ぜひお気軽に無料カウンセリングを受けてみてくださいね。
サンマリエ

「1年以内に結婚したい人」をターゲットとして、会員の質にこだわる仲人仲介型の結婚相談所です。
30代~40代、短大卒以上の会員が中心となっており、お相手の年代や学歴を重要視したい人におすすめ。
創業1981年、40年以上の運営実績を持っている点も信頼できるポイントです。
メイクアップ講座や、コーディネート、会話術、食事マナーなど、自分磨きのためのサポートも充実しているため、自信を持ってお見合いや交際に進みたい人や、お相手の気持ちを掴むアドバイスがたくさん欲しい人におすすめできます。
まとめ
在籍中の結婚相談所で、「希望のお相手とマッチングしない」「カウンセラーとの相性が合わない」「費用負担が大きく感じる」などの悩みがある場合は、結婚相談所の乗り換えが有効な可能性があります。
ただし、カウンセラーや料金プランの変更、プロフィール内容の見直しなどで、悩みが改善することもあるため、まずは今回解説した内容を参考に、できることがないかチェックしてみましょう。
結婚相談所の乗り換えには、時間とお金がかかります。
現在の悩みを整理し、結婚相談所に求めるものを明確にすることが、乗り換えの失敗を防ぐポイントです。
結婚相談所の乗り換えや掛け持ちは悪いことではありません。ぜひ状況に応じて検討してみてくださいね。