結婚相談所では、真剣交際の前段階として「仮交際(プレ交際)」を行います。
一般的な恋愛では聞き馴染みがないため、いまいちイメージが湧かないという方もいるでしょう。
そこで今回は、結婚相談所の仮交際について詳しくまとめました。
- 仮交際の期間
- 仮交際の流れ
- 仮交際を順調に進めるポイント
- 仮交際中に確認しておきたいこと
これらがわかる内容となっています。これから結婚相談所を利用したいとお考えの方は、ぜひ参考にしてくださいね。
結婚相談所の仮交際とは
結婚相談所でお見合い後、好印象だったお相手と真剣交際をする前に複数回のデートを重ねるお試し期間を「仮交際(またはプレ交際)」と呼びます。
仮交際中は、真剣交際とは異なり複数人とのお見合いやお付き合いが可能です。
一般的な恋愛において、複数人との交際はタブーとされていますが、結婚相談所では1ヶ月の間に何人もの人と出会いがあるため、効率良く結婚相手を探すための大事な期間といえます。
仮交際の期間は1ヶ月~2ヶ月が目安
仮交際の期間は、結婚相談所によって最長3ヶ月くらいまでが一般的ですが、早い人は1ヶ月~2ヶ月の間に真剣交際のお相手が決まります。
期間が長引くと、お相手にも迷いが生じ、真剣交際まで発展せずに関係が終わってしまうことも。
カウンセラーに相談ができる場合は、積極的に悩みを相談しながら、2ヶ月前後以内を目安に真剣交際のお相手を絞りましょう。
仮交際は何回会う?真剣交際までの流れ
仮交際中は、お相手を知るために3回~5回ほど食事やデートを重ねるのが一般的です。
ここでは仮交際から真剣交際までの流れを詳しくご紹介します。
お見合い後、「この人ともう少し会ってみたい」と感じたら仮交際を申し込みます。
仮交際は、いわゆるお友達期間なので、この段階で恋愛感情がなくても問題はありません。
仮交際の始め方には、利用者同士でスタートするケースと、カウンセラー経由でスタートするケースがあります。
相談所のルールに従って進めていきましょう。
仮交際が成立したら、男性から女性へファーストコールをするのが一般的です。
結婚相談所のファーストコールとは、お見合いのお礼や感謝の気持ちを伝えるために、男性から女性へ電話をすることを指します。
ファーストコールでは、感謝の気持ちだけでなく、なぜ仮交際を希望したのかを素直に伝えると良いでしょう。
また、この時に初デートの日時も話し合って決めるのがおすすめです。
SMSやLINEで済ませるのではなく、電話をすることで初デートの前に距離を縮めることも期待できます。
ファーストコールが終わったあとも、1日1回は連絡を取り合うようにしましょう。
仮交際成立から初デートまでの期間が空いてしまうと、気持ちが冷めてしまう可能性があります。
初デートは、できればファーストコールから1週間以内に会えると良いでしょう。
また、初デート当日は1時間~2時間程度の短時間にとどめて、お茶をしたり、食事をしたりするのがおすすめです。
デート中の話題が不安な方は、以下のような話題について予め考えておきましょう。
- お見合いで盛り上がった話題
- 休日の過ごし方
- 趣味について
- 好きな食べ物
など
加えて、連絡の頻度が負担になっていないかを確認しておくと、デートが終わったあとも余計なすれ違いが起きにくくなります。
2回目のデートも、初デートから期間が空きすぎないように注意しましょう。
気持ちが冷めないうちに、1週間~2週間以内に会うのが理想的です。
また、2回目の場合、長時間のデートは間が持たない可能性もあります。
1時間~2時間程度で時間を見積もっておくと良いかもしれませんね。
2回目のデートでは、結婚生活のイメージや、結婚相手に望むことなど、初デートの時より少し結婚を意識した話題も取り入れつつ、お相手の考えを知る質問をしてみましょう。
質問をした際は、自分の考えを伝えることも大切です。
3回目のデートとなると、真剣交際を意識する方が増えます。
観光やドライブ、遠出など、食事やお茶とは異なるデートをすることで、相手が感動するポイントを知ったり、相手の魅力をより引き出したりできるのでおすすめです。
共通の趣味がある場合は、一緒に楽しんでみるのも良いでしょう。
また、将来の子どものことや、仕事のこと、お互いの宗教のこと、将来の不安や心配事など、今後の結婚生活に関わる話題にも触れておくことで、より真剣交際の判断がしやすくなります。
多くの方は、5回目までには真剣交際するかを決断します。
5回、6回とデートをしても進展が無かったり、真剣交際の兆しが見えなかったりする場合は、自分からお断りするのも1つの手段です。
デートを重ねているにも関わらず、真剣交際に進みたがらない場合、他のお相手と比較していたり、もっと良い人が現れるまでキープしていたりする可能性があります。
真剣交際は、デートの楽しさだけでなく、価値観や考え方、振る舞いなどもふまえた上で慎重に判断しましょう。
最後のデートが楽しかったからといって、その場で真剣交際を申し込むのは危険です。
カウンセラーなど仲人が付いている場合は、真剣交際を申し込む前に一度相談しましょう。
相談所によっては、カウンセラーを通してお相手が不安に思っていることや、自分への気持ちを聞いてくれるケースもあり、ポジティブに進展する可能性が高まります。
仮交際は、通常1ヶ月~3ヶ月ほどかけて、真剣交際のお相手を見極めたり、自分にぴったり合いそうなお相手を見つけたりするための重要な期間です。
しかし、人と人の付き合いですから、時には上手くいかないこともあるかもしれません。
仮交際を順調に進めるためには、いくつかのポイントがあります。
次に解説するポイントを抑え、魅力的なお相手との真剣交際のチャンスを掴みましょう。
複数交際は多くても5人程度まで
仮交際中は、複数人と並行してお見合いや交際ができますが、あまりにたくさんの人と同時にお付き合いをすることはおすすめできません。
お相手の人数が増えるほど、仮交際中の方との時間が取りにくくなり、一人ひとりとの関係も薄まってしまいます。
目安は、多くても5人までに留めることをおすすめしますが、人によっては3人でも疲れてしまうことも。少ない人数で活動を進めながら調整していくと良いでしょう。
お相手に仮交際の状況を聞かない・話さない
「今何人と仮交際をしているの?」など、お相手に仮交際の状況を聞いたり、自分の仮交際の状況を話すのは好ましくありません。
特に、仮交際をしている別の女性や男性のことについて話すのは、相手を嫌な気持ちにさせてしまうためマナー違反です。
真剣に交際を続けていれば、気の合うお相手とは自然と仲が深まっていくものです。焦らずにデートの回数を重ねましょう。
感謝の気持ちや楽しかった気持ちを素直に伝える
真剣交際へと繋げるためには、気持ちを素直に伝えることがとても重要です。
中でも感謝の気持ちや楽しい気持ちは、積極的に口に出して伝えましょう。
お相手の立場になってみても「楽しかった」「ありがとう」と積極的に言ってくれると、嬉しくなりますよね。
また、今後の結婚生活では、時にお互いに話し合わなければならない場面もあります。
思ったことを素直に伝える人は、多くの方に好印象を与えます。
服装やヘアメイクに気を遣う
コーディネートが難しいと考える人もいるかと思いますが、とにかく清潔感のある服装とヘアメイクを心がけましょう。
シワのついた洋服や、毛玉の目立つ洋服、襟元がよれている洋服などを着ると、無駄に印象を下げてしまい、お相手の中身を知る前に交際が終了してしまう可能性も。
加えて、凝ったデザインの洋服はコーディネートが難しい上、人によって好みが分かれることもあります。
高価な洋服やおしゃれなコーディネートでなくても構いません。綺麗で清潔感のある洋服を着用するのがおすすめです。
また、だらしない印象や不潔な印象を避けるため、ボサボサとしたヘアスタイルや、整髪料でベタベタとしたヘアスタイルにならないよう気をつけましょう。
こまめな連絡を心がける
人によって心地よいと感じる連絡の頻度は異なりますが、1日1回は連絡を取るように心がけましょう。
連絡のやり取りはお互いの信頼関係を築いたり、興味があることを示すために重要です。
忙しい方だと、デートまでに1週間以上の間が空いたり、なかなか会えなかったりすることがあるかもしれません。
その場合は電話で会話をしたり、仕事の終わりのちょっとした時間を使って食事やお茶を提案したりするのも良いでしょう。
不安なことはカウンセラーへ相談する
カウンセラーやアドバイザーなど、担当者が付いてくれる結婚相談所の場合、都度悩みや困りごとを相談できます。
仮交際中に心配なことや不安なことが出てきたら、遠慮なくすぐに担当者へ相談しましょう。
カウンセラーやアドバイザーは、婚活のプロですから、経験や知識をもとにした的確なアドバイスがもらえますよ。
真剣交際の前にカウンセラーへ相談する
男女問わず、真剣交際を判断する前に、一度カウンセラーやアドバイザーへ相談をしましょう。
相談所によっては、お互いの担当者同士で連携を取るなどして、お相手の気持ちを確認してくれるサービスもあります。
自分は順調だと思っていても、お相手からすると何か気になることや心配なことがあって、伝えられずにいるかもしれません。
担当者を通して冷静にお相手の気持ちを確認することで、上手くいく確率を高められます。
結婚相談所の仮交際時点で確認しておきたいこと
真剣交際へ進むと、結婚を視野にいれた本格的なお付き合いが始まり、複数人との交際ができなくなります。
真剣交際で失敗しないためには、仮交際の時点でできるだけ価値観や考え方のすり合わせをしておくのがおすすめです。
ここでは、仮交際のタイミングで確認しておきたいことをいくつか解説します。
連絡の頻度
記事の中で触れた通り、人によって心地よいと感じる連絡の頻度に差があります。
こまめに連絡を取ることは大切ですが、1日の中で連絡の頻度や回数があまりに多いと、お相手が負担を感じてしまうことも。
初デートや、2回目のデートまでには何度か連絡を取り合っているはずなので、連絡の頻度に問題がないか確認しておくと安心です。
意見が食い違った時の反応
お付き合いをしていると、どうしても意見や考え方の違いに直面することもありますが、それ自体は悪いことではありません。
意見や考え方に食い違いが発生した際、お相手がどのような反応をするのかを見てみましょう。
例えば、意見を受け入れずに自分の考えばかりを主張したり、あからさまに納得のいかない反応をしたりする場合、今後何かあったときに話し合いが上手くいかない可能性も考えられます。
手を繋いでみた時の気持ち
仮交際で2回、3回、4回とデートを重ねた際に、手を繋いでみるのもおすすめです。
会話をしている時は順調に感じられても、スキンシップをしてみると生理的に受け入れられなかったというケースも珍しくありません。
手を繋いでみてどのように感じるのかも、真剣交際を判断する大切な要素の1つといえます。
仕事のこと
- 結婚後や出産後の働き方
- 転勤の有無
- 休みの曜日
- 休日の日数
- 勤務時間
- お弁当の有無
- 飲み会の頻度
など
これら仕事のことは結婚生活に関わる重要な項目の1つです。
休みの曜日や日数、勤務時間によっては、一緒に過ごせる時間が少なくなってしまう可能性もありますので、真剣交際の前にできるだけ確認しておきましょう。
お金のこと
- 借金の有無
- ギャンブルの有無
- お金の使い方
など
お金関連は、トラブルを引き起こすきっかけになりやすいため注意しましょう。
特に借金やギャンブルの有無は仮交際の時点で確認しておくと安心です。
ギャンブルの有無やお金の使い方は、デート中の会話でも自然に引き出しやすい話題です。
趣味のこと
趣味について、普段どれくらいの時間とお金を割くのか確認しましょう。
人によっては、趣味に没頭する時間が多いと、構ってくれる時間が少ないために不満を感じてしまうこともあります。
こちらもデート中の会話で自然と引き出しやすい話題といえますので、仮交際中にチェックしておくのがおすすめです。
家族のこと
- 家族との関係性
- 帰省の頻度
- 同居の有無
- 介護の必要性
- 将来の子供のこと(何人欲しいのか、跡取りが必要かなど)
- ペットの有無
家族関連については、上記のことについて早めに確認しておくと安心です。
せっかく相性の良いパートナーと婚約をしても、お相手方の家族との関わり方がどうしても合わずに破局してしまうケースもあります。
将来の子供についても、人によっては「一切欲しくない」という方や「絶対に〇人は欲しい」というこだわりのある方もいますので、仮交際の時点で把握できるのが理想ですね。
家事や育児のこと
- 家事分担の有無
- 自炊の必要性
- 育児への協力姿勢
など
より具体的な結婚生活をイメージするには、家事関連についても聞いておきたいところです。
「少しでも良いから手伝ってほしい」「分担してしっかり手伝ってほしい」「家事は負担にならないので任せてほしい」「自炊は必ずしたい」「料理が苦手」など、家事は人によって考え方が大きく異なることがあります。
家事・育児への考え方は、今後の結婚生活にも影響するため、仮交際の時点で確認しておきましょう。
仮交際中もサポートしてくれるおすすめ結婚相談所TOP3
仮交際で相性の良い魅力的なパートナーを見極めるには、結婚相談所のサポートが必要不可欠です。
ここでは、仮交際中はもちろんのこと、入会から成婚まで仲人がサポートしてくれるおすすめの結婚相談所を3社ピックアップしました。
結婚相談所を選ぶのが難しいと感じる方、仮交際に不安を感じる方はぜひ参考にしてください。
エン婚活

エン婚活は、検索システムによるお相手検索と、専任アドバイザーによるお相手紹介が可能なハイブリッド型の結婚相談所です。
非常にリーズナブルな価格設定が魅力で、10,780円の登録料と14,300円の月会費により、専任アドバイザーによるサポートも受けられます。
アドバイザーへの相談回数に制限はないので、仮交際中のお悩みも気軽に相談可能です。
お相手検索によるマッチングが毎月10名まで、アドバイザーによるお相手紹介は毎月6名以上お願いでき、出会いのチャンスも多くなっています。
結婚相談所初心者の方や、費用を抑えつつアドバイザーへの相談サービスも欲しい方におすすめです。
ツヴァイ

ツヴァイは、専属アドバイザーが入会から成婚後までフルサポートしてくれる、仲人仲介型の結婚相談所。
交際中のお気持ち確認や、相手に直接聞きにくいことなどの橋渡し役となってくれるので、安心して婚活を進められるでしょう。
また、同社は紹介書、価値観、専属アドバイザーによるハンドメイドマッチング、掲示板、婚活パーティーなど、さまざまな方法で出会いのチャンスを広げます。
できるだけたくさんの人と出会いつつ、アドバイザーによる高品質なサポートを受けたい方におすすめです。
パートナーエージェント

パートナーエージェントは、データマッチングと成婚コンシェルジュによるお相手紹介を組み合わせたハイブリッド型の結婚相談所です。
選べる3つの料金プランで、最もリーズナブルなライトコースでも、メール・通話・チャットを使用したコンシェルジュへの相談ができるので安心ですね。
スタンダード以上のプランでは、コンシェルジュによる定期面談、紹介文作成、お返事代行など、婚活のプロによる便利なサービスでフルサポートをしてもらうこともできますよ。
初回の無料相談はオンラインでも利用できるので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
結婚相談所の仮交際に関するQ&A
最後に、結婚相談所の仮交際に関すQ&Aをいくつかまとめました。
- 仮交際の期間は最長何ヶ月?
- 仮交際から真剣交際へ移行する決め手は?
- 仮交際中の不安や心配はどうしたら良い?
気になる項目があれば参考にしてみましょう。
まとめ
結婚相談所の仮交際は、お見合い後の1ヶ月~3ヶ月間で複数回のデートを重ね、真剣交際できそうなお相手かを見極める重要な期間です。
仮交際をしてみたいお相手を見つけたら、できるだけ早めに仮交際を申し込み、男性はファーストコールの際にお見合いのお礼や楽しかった気持ちを素直に伝えましょう。
また、初デートと2回目のデートくらいまでは1時間~2時間程度の短時間のデートでも問題ありません。
忙しい場合でも、こまめな連絡や、仕事終わりのちょっとした空き時間を使ったデートなどを通して、お相手に興味があることを示してあげてくださいね。
遠慮なく仲人へ相談し、自分にぴったりなお相手との真剣交際のチャンスを掴みましょう。