2021年02月19日
フォトウェディングとは?魅力や相場について徹底解説
ー 目次 ー
近年、新しい結婚式のスタイルとして、フォトウェディングの人気が高まっています。
2020年に20~30代の男女を対象に実施された「フォトウェディングに関するアンケート調査」によると、フォトウェディングをしたい、あるいはした方の割合は全体の約8割にも上っています。[注1]
フォトウェディングを希望する(した)理由は人それぞれですが、「記念に残したい(約50%)」「親(親族)を喜ばせたい(約32%)」などの理由で実施する方が多いようです。
実際、フォトウェディングにさまざまな魅力がありますが、費用はどれくらいかかるのか、どんな流れで撮影するのか、気になるところはたくさんあります。
そこで今回は、フォトウェディングの基礎知識や魅力、おおよその相場について、わかりやすくまとめました。
[注1]ワタベウェディング株式会社:フォトウェディングに関するアンケート調査
フォトウェディングとは、結婚の思い出作りのために写真撮影を行うこと
フォトウェディングとは、結婚式を行わない、あるいはシンプルな挙式をする代わりに、好みのロケーションで写真撮影を行う新たな結婚スタイルの一種です。
挙式を行わないケースは「フォト婚」とも呼ばれており、最近ではフォト婚専用のプランを設けている結婚式場やフォトスタジオも増えてきています。
前撮り・後撮りとの違い
フォトウェディングはしばしば、結婚式の前あるいは後に写真撮影を行う「前撮り」や「後撮り」と混同されがちです。
結婚をモチーフにした写真を撮影するという点では共通していますが、前撮りや後撮りはあくまで挙式することを前提に行うものです。
フォトウェディングは挙式を行わない、あるいは挙式をシンプルにする代わりに行うものですので、目的や異議が大きく異なります。
フォトウェディング 7つの魅力
フォトウェディングを行う魅力やメリットを7つのポイントに分けてご紹介します。
1. いろいろなドレス・衣装を着て撮影できる
結婚式で着用できる衣装は新郎新婦ともに1着のみで、披露宴のお色直しを含めても、2着程度までしか着用はできません。フォトウェディングなら、プランによっては複数の衣装を着用して写真撮影できるので、さまざまな衣装の写真を記念に残せます。
衣装の選択肢も幅広く、ウエディングドレスや和装、カラードレスはもちろん、スタジオによっては私服での撮影に対応しているところもあります。
2. 好みの場所で撮影できる
結婚式での写真撮影は式場の敷地内に限定されますが、フォトウェディングならお気に入りの場所を選んで撮影することが可能です。
庭園や海、神社、美術館など、背景の美しい場所で撮影すれば、アートのような趣きのある写真を残せます。
3. こだわりの演出で撮影できる
結婚披露宴の集合写真は、あらかじめ決められた場所に並んで立って撮影するだけなので、なかなか個性を出すことはできません。
フォトウェディングでは、メッセージボードや風船などの小物を使ったり、好みのポージングを取ったりできるので、個性豊かな写真に仕上がります。
スタジオによっては、ほかの親族やペットと一緒に撮影できるところもありますので、「大切な家族との1枚を残しておきたい」という方にもぴったりです。
4. スケジュールの都合をつけやすい
一般的な結婚式の場合、夫婦2人の都合だけでなく、ゲストのスケジュールにも配慮しなければなりません。フォトウェディングなら、新郎新婦の都合のみで日取りを決められるので、好きなタイミングで撮影できます。
スタジオによっては、日中だけでなく、夕方や夜間の撮影にも対応しているので、夕日や夜景をバックにした写真を撮りたいという方にもおすすめです。
5. 好きな写真を選べる
結婚式場によっては、式の様子を撮影した写真をアルバムやフォトブックにまとめるサービスを提供しているところもあります。
ただ、写真選びは業者にお任せというパターンが多く、物足りなさを感じることも少なくありません。
フォトウェディングなら、撮影した写真の中から好きなカットを自由に選択できるので、お気に入りの写真のみを手元に残せます。
選んだ写真のデータを購入し、後日アルバムやフォトブックの作成に活用することも可能です。
6. 準備に手間や時間がかからない
結婚式を挙げる場合、式場選びから始まり、ゲストの選択や招待状の送付、料理や飲み物の打ち合わせ、引き出物選びなど、さまざまな準備を行う必要があります。 結婚式や披露宴を実施すると決定してから、挙式までにかかる平均期間は約8ヵ月間と長く、準備に相当な手間と時間がかかることがわかります。[注2] とくに働いている方は仕事の合間を縫って式の準備を進めなければならないので、多忙を極めます。 フォトウェディングでも打ち合わせは必要ですが、ゲスト関連の準備は丸々カットできますので、挙式に比べて手間や時間がかかりません。 場合によっては打ち合わせ1回のみで撮影当日を迎えるケースもあり、気軽に結婚の記念を残せるところが魅力です。
[注2]ブライダル総研「ゼクシィ結婚トレンド調査2020」[pdf]
7. 費用を節約できる
挙式や披露宴にかかる費用は人によって異なりますが、結婚情報誌でおなじみのゼクシィが実施した結婚トレンド調査2020によると、挙式・披露宴の平均相場はおよそ382万円に上っています。[注2]
フォトウェディングのくわしい費用については後述しますが、会場や料理、引き出物などにかかるお金を節約できるぶん、一般的な挙式・披露宴よりも出費を抑えることができます。
フォトウェディングの相場
フォトウェディングにかかる費用の相場は、撮影場所やプラン、カットの購入枚数などによって異なります。
ゼクシィの結婚トレンド調査2020によると、スタジオ撮影を行った方が業者に支払った金額は、「5~10万円未満」が最多で約31%、次いで「10~15万円未満」が18.3%で、全国平均は14.0万円です。[注2]
10カット未満の場合は平均7.2万円ですが、スタジオ撮影で購入したカット数の平均は139.2枚[注2]ですので、平均相場は15万円前後と考えておいたほうがよさそうです。
一方、ロケーション撮影を行った場合の相場は、「10~15万円未満」が最多で28.5%、次いで「5~10万円未満」が16.6%、「15~20万円未満」が13.4%で、全国平均は16.8万円です。[注2]
屋外で撮影するぶん、スタジオ撮影よりやや平均相場が高めになっていますが、一般的な挙式・披露宴の相場(382万円)に対し、4割ほどの費用で撮影することが可能です。
スタジオが独自の行っているキャンペーンなどを活用すれば、さらにお得な価格で撮影できる場合もあり、予算を大幅に節約できます。
フォトウェディングに関連する5つのQ&A
フォトウェディングを検討している方向けに、よくある疑問・質問をQ&A方式でまとめました。
Q1.フォトウェディングはどこに依頼すればよい?
A1.フォトウェディングの撮影を請け負っている業者は複数ありますが、経験者の統計を見ると、外部の写真屋やカメラマンに依頼するケースが約35%で最多に上っています。[注2]
結婚式場の専属または提携事業者や、衣装店の紹介・提携先などに依頼する方も多いようです。
Q2.撮影時には何を持っていけばよい?
A2.撮影時の持ち物はスタジオによって異なりますが、ドレスやタキシードの場合、女性はビスチェや肌色のストッキング、男性は白色のTシャツや白または黒の靴下などを準備するのが一般的です。
和装の場合、女性は足袋や肌襦袢、裾よけを。男性は足袋や首元が広く開いたシャツ、短パンなどをそれぞれ用意します。
なかにはスタジオでレンタルできるものもありますので、前もってフォトウェディングの依頼先に問い合わせておきましょう。
Q3.ロケーション撮影はどこで撮影するの?
A3.ロケーション撮影はプラン内のロケ地から選択するのが一般的ですが、スタジオによっては新郎新婦の希望に柔軟に対応してくれるところもあります。
最も人気の撮影場所は「庭園」で、次いで「海」「観光名所」「公園」「チャペル」「神社」と続きます。[注2]
基本的にロケ地は1ヶ所のみですが、洋装と和装の両方で撮影するプランの場合は2ヶ所で撮影することもあります。
Q4.自分で小物を持ち込むことは可能?
A4.スタジオによりますが、法に触れないものや、衣装を傷付けない・汚さないものであれば、フォトアイテムの持ち込みを許可しているところが多いようです。
フォトアイテムを持ち込むと、別途持ち込み料金が発生しますので、事前に確認しておきましょう。
Q5.ロケーション撮影で雨が降った場合は?
A5.前日・当日の天気予報を確認し、雨予報が出ている場合は基本的に延期です。
延期日は業者と話し合ったうえで、都合のよい日を設定します。
フォトウェディングの基礎知識
フォトウェディングを検討するにあたり、知っておきたい基礎知識を3つご紹介します。
1.スタジオはニーズに合わせて選ぶ
写真スタジオといっても、業者によってプラン内容や費用、得意分野などに違いがあります。
フォトウェディングで何を重視するかは人それぞれですので、まずは自分たちのニーズをよく確認し、希望に合ったスタジオを選びましょう。
候補を絞ったら、スタジオ見学に行き、実際の雰囲気やスタッフの対応をチェックするのもおすすめです。
2.撮影日は丸1日スケジュールが空いている日を選ぶフォトウェディングの撮影は、スタジオ撮影(衣装1着)で平均3~4時間、ロケーション撮影は移動時間も含めて5~6時間ほどかかるのが一般的です。
当日中に写真を選ぶ場合は、さらに30分~2時間程度の時間がかかりますので、撮影日を決めるときは、丸1日スケジュールが空いている日を選びましょう。
3.写真の印刷・データ受け取りは余裕をもって
選んだ写真の印刷やデータの送付には、およそ2週間~1ヶ月が一般的のようです。
「撮影した写真を挙式でお披露目したい」など、特定の期限までに写真やデータを手に入れたい場合は、時間に余裕を持って撮影しましょう。
フォトウェディングは一生に一度の思い出を形に残せる魅力的なサービス
フォトウェディングの最大のメリットは、お気に入りのロケーションで、好きな衣装を着て写真撮影できるところです。 オリジナリティのある写真を記念として残せるうえ、費用も挙式・披露宴より安く済ませられるので、「一生に一度の思い出を形に残したい!」という方におすすめです。
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※フォトウェディングの撮影データがあれば、お好みの写真を選択・配置するだけで、おしゃれで見応えのあるフォトブックをお作りいただけます。
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